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治療院経営の原理原則 公式ブログ

創始者・井上定雄が、会員の先生方の経営相談に答えた千を超える問答より、その一部を抜粋して掲載しています。

料金

自費メニューを細かく分けて安く設定してよいか

相談者保険と自費を併用し、骨盤矯正700円・首の矯正200円など、細かく分けて自費メニューを設定している整骨院から

Q質問

いつもお世話になっております。
自費診療についてお伺いします。
おかげさまで患者単価2800円まで上げることが出来ました。
そこで自費の作り方で疑問が出ました。
今行っている自費は矯正がメインとなります。
その自費が骨盤矯正¥700首の矯正¥200手技療法¥300
機械(ウォーターベットとか)¥200 その他もろもろ、
窓口で2000ほどで行っていました。
細かいメニューでの自費は間違っていましたか?
お話を聞くと矯正メニュー¥2000
猫背矯正¥2000 など
大きなメニューを設けた方がいいのでしょうか?
よろしくお願いします。

A回答
一般社団法人日本治療院支援協会 創始者
井上 定雄

自費診療についてのご質問ですね。今患者単価2800円、これは整骨院の先生ですね、これね。整骨院の先生。保険だけですと平均単価1500円以下にしかならないんですけど、今2800円まで上げることができましたということで、自費診療に取り組んでいただいているんだと思うんですけれども、自費は矯正がメインですけどね。矯正といってもですね、方法論、治療の仕方っていうのは皆さん違うので、同じ骨盤矯正と言ってもアプローチの仕方も治療の方法も全く皆さん違うので、一概には言えないんですけれども、ただ、このご質問の方が設定されている料金を見ると、あまりにも安いなと思っちゃいました。

逆に、私たちの感覚、私の感覚や普通の患者さんの感覚としてもですね、骨盤矯正700円、それから首の矯正200円というのは、あまりにも安すぎて怖いです。怖いぐらい安い価格です。どのようなことをやられているのかが分からないから何とも言えませんけれども、不自然なぐらい安いという印象を受けます。

特にこれってもしかすると、先生が治療にかかっている時間から考えて、例えばほんの数分でできるからとか、1、2分でできるから、矯正だからとかいうふうな意味合いで、このような値段の設定になっているのかもしれませんけれども、皆さんが行われている治療っていうのは、治療時間とは関係がないんですね。関係ないんですね。治療時間は短くなればなるほど、料金は高くするべきなんです。同じ結果が出る治療法は、時間が短くなればなるほど、料金は高くしなければいけないんです。なぜならそれが技術料だからです。なぜならそれが知識や経験の集大成だからです。同じ治療効果が起きるものを短時間で行うというのは、知識や経験が豊富になって高い技術が発揮できないと、時間は短くなりませんよね。

治療時間は短くなればなるほど、料金は高くするべきなんです。

だから時間が短いというのは、そういう意味なんです。だから価値があるんですね。だからこそ値段は高く設定していかないと、その価値がなくなってしまうんです。というか、先生自らが私の知識、経験、技術の習熟度は価値がないと言っているようになってしまうんです。

これはとっても大事なことですので、ぜひ先生が構築したものに価値があるんだということを、値段の上、価格の上でも表示していただくことが大事になります。あとちょっと気になるのは、その他もろもろでいくらいくらみたいなことが書いてあるんですけども、これちょっと気になりますね。その他もろもろって何なんでしょうかと。

これはもしもそのままその他もろもろになっていて、患者さんに料金設定している料金をいただいているということであれば、これは法律的にダメです。自費診療なら自費診療で、何々の自費診療でいくらっていうふうに書かないとダメですから、その曖昧なものを作ってしまうというのは問題です。ですので、そこもぜひ改善していただきたいので、大事になってくる。

特に今ちょっと心配だったのは、この感じだと領収書がちゃんとしたものを出せませんよね。もうご存知だと思いますけれども、整骨院の領収書っていうのは、今後は明細方式になりますね。病院が出している領収書と同じような形態にしなきゃいけないので、何々がいくらって全部書かなきゃいけません。もろもろみたいなのはよくわからないので、自費料金なんてのは設定できませんから、できるだけ早いうちにですね、こういったことにも取り組んでください。

この問答の要点

  1. 骨盤矯正700円、首の矯正200円は、患者さんから見ても不自然なほど安い。
  2. 料金は施術時間ではなく技術料で決まる。同じ結果を短い時間で出せるほど、料金は高くするべき。
  3. 「その他もろもろ」のようなあいまいな料金は、法律上認められない。何の自費診療でいくらかを明記する。