JACS OFFICIAL BLOG

治療院経営の原理原則 公式ブログ

創始者・井上定雄が、会員の先生方の経営相談に答えた千を超える問答より、その一部を抜粋して掲載しています。

日々の施術

1時間・90分の時間制コースをやめるべき理由

相談者1時間・90分の時間制の自費コースから、短時間の施術に切り替えたいと考えている先生から

Q質問

現在、自費治療で1時間のコース、90分のコースなどで行っています。
短時間の施術に移行した場合、具体的にどのような言葉で患者さんに伝えていくか悩んでいます。
文章で伝えるで良いのでしょうか。

A回答
一般社団法人日本治療院支援協会 創始者
井上 定雄

はい、1時間のコース、90分のコース。まずはこの施術のコースが時間制になっているっていうこと自体が大きな問題です。これ時間制イコールリラクゼーションということです。治療ではないですね。それはやってることは治療かもしれないんですが、患者さんもこれリラクゼーションだと思ってます。完全に。

これ時間制イコールリラクゼーションということです。

まずはこの施術の内容で料金を決定する。施術の内容でコースを設定するということに変更することが絶対的に必要になってきます。時間を短くするとか長くするとか、以前のお話です。治療活動であると、要は施術の時間が長い、今回のように1時間とか90分のように長いっていうのは何を意味しているかっていうと、一つはリラクゼーションだっていうことを意味します。施術時間が長いイコールリラクゼーションなんです。

それから患者さんの身体的な負担が大きい、身体的負担が大きい。それから時間的な負担が大きいです。リラクゼーションは時間が長い方がなんかいいことのようなイメージを与えるかもしれませんが、治療は時間が長いことは悪いことです。完全に。考えてみたらわかるんですね。

例えばオペとかを考えたらわかりますよね。3時間でオペが終わるのか12時間かかるのか。短い方がいいに決まってるわけです。同じ結果を起こすのであれば。そういうことですね。もっと言うと、施術時間が長いイコール技術力が低いということも意味します。その反対に施術時間の短い、施術時間が非常に短いということは何を意味するかっていうと、患者さんの身体的な負担が少ない。

それから患者さんの最も貴重な時間を奪わない、時間的な負担が少ない。技術力が高い。そして通院しやすい。こういったことを意味するんです。そこをしっかりと理解していただきたいと思います。そして、これを長時間施術に慣れている先生にお話しすると、なかなか踏み込めれないっていう方も多いんですけれども、逆に言うと、この長時間施術、患者さんにどれくらいの頻度で来ていただけるでしょうかということですね。これ単純に想像すると、平均的な一人の患者さんが平均的に1ヶ月何回来院するかっていうと、これ相当低い数字になってると思います。2回以下でしょうね。1点何回しかなってないと思います。平均的には。下手をすると1にもいかないかもしれないと思います。

でも本当に治療効果を上げるためには、週に2回以上の施術は絶対必要になります。単純に言うと、この先生の治療を1回90分の施術を行うんじゃなくて、週3回30分ずつ、3回に分けて、3日に分けてやっていただいたら、どれくらい治療効果が変わるかということなんです。週に1回90分やるのと、週に3回30分やる。合計の施術時間は90分ですが、治療効果は格段に高くなります。もっと極端なことを言うと、1回の施術を15分にして、その代わり6日間、毎日施術をすると、患者さんへの影響はどれくらい大きなものが起きるかということですね。とてつもなく大きな施術効果が上がります。これは施術だけじゃないですね。身体に影響を与えるものはほとんどそうです。筋トレ、それからストレッチ、リハビリ、どれを考えていただいてもそうだと思います。週に1回90分間筋トレしたり、ストレッチしたり、リハビリするより、毎日15分筋トレ、ストレッチ、リハビリをする方が体への影響は格段に高くなるんですね。そのことをしっかりと認識していただきたいと思うんです。

もちろん毎日とまでは難しいかもしれないが、時間を減らし、今料金どんなような料金でされているのかわかりませんが、時間を減らす、それで患者さんの来院頻度を上げること、その方が圧倒的に患者さんに効果が上がります。これをしっかりと先生自身が納得していただきたいです。もっと理解していただきたいです。体験していただきたいです。

そして、どうやれば本当に患者さんを治すための治療なのかということを、本当に深く深く考えていただいて、先生の院ならではの治療システムを構築していただきたいんですね。それを考えていった結果をそのまま患者さんに伝えていただくという作業をしてほしいんです。それは文書で、プラス口頭で。そうすれば必ずや患者さんには理解していただけると思います。

この問答の要点

  1. 時間で決めるコースは、患者さんにはリラクゼーションと受け取られる。
  2. 治療では、時間が長いことは良いことではない。短いほど負担が少なく、通いやすく、技術の高さを示す。
  3. 週1回90分より、週3回30分のほうが治療効果は格段に高い。まず先生自身がそのことに納得すること。