JACS OFFICIAL BLOG

治療院経営の原理原則 公式ブログ

創始者・井上定雄が、会員の先生方の経営相談に答えた千を超える問答より、その一部を抜粋して掲載しています。

問診・検査・カウンセリング

痛みが取れると来なくなる患者さんに、何を伝えればよいか

相談者痛みがなくなり、生活に支障がなくなると通院をやめてしまう患者さんに悩む先生から

Q質問

いつもお世話になっております。
痛みが良くなったそれで良いと言う患者様に対して質問です。
患者様の中には痛くなくなったら根本原因までは受けたくない。治療を受ける時間とお金を他の事に使いたいと言われる事があります。そんな患者様には再度痛みが原因でない事、骨格、筋肉、神経の問題を解決しないと治ったことにならない事を伝えております。
しかし痛みが無くなったら優先順位が下がり、また何かあったら連絡するといった感じになる事があります。
私としては痛みをとることが治る事ではない事はわかっていますが、患者さんが痛みが取れても根本治療が必要と感じていただくためには更にどのような説明が必要なのかと悩んでおります。
痛みが無くなって生活に支障がないレベルにまで回復したら良いと言う方に対してどのような事をお伝えした方が良いのでしょうか?ご指導お願い致します。

A回答
一般社団法人日本治療院支援協会 創始者
井上 定雄

はい、痛みが良くなったからといって治療を中断される患者さんに対する対応、そのご質問なんですけど、これはもういつもお話ししている内容ばっかりですね。類似の質問はもう山のようにお答えしているかと思うんですが、結局、問診・検査・カウンセリングがすべてなんですね。もうそこがうまくいっていないと、表面的に納得してもらっているようでも、結局のところその根本原因というものについてしっかりと認識してもらい、それを本当に治したいっていうふうに患者さんに感じさせていない、それをどうしても治してほしいというふうに思っていないから、こういったことが頻繁に起きるんですね。よく言いますけども、初診は運命の日なんですね。もうその日で運命決まってしまうんです。2日目3日目は頑張ってもあまり意味ないんですね。もうその1日、その初診の問診・検査・カウンセリングで、患者さんと治療院の関係はすべて決まってしまいます。もうそこに全力投球するしかないんです。

運命の日である初診の日に決まってしまいます。

で、結局そこを納得しないまま治療をしていくと、痛みが緩和したらもう中断してしまうということなんですね。その時にいろいろお話をする。話はできるんですね。でもすることと言えば、当然のことながら、もうカウンセリングで話してたことをお話しするしかないわけですよ。ま、言い方は変えるにしても、多少の表現の方法を変えたり、例え話を利用したり、そういったことはできますけど、でもその時点ではもうですね、何を言っても効果は非常に薄いものにしかならないです。結局、初診の日、その運命の日である初診の日に、どんな問診・検査・カウンセリングで、どんな納得感を得たのか、これで患者さんが継続来院するかどうかは決まってしまいます。

で、あとは、日々の施術の中で、患者さんのアクションを見逃さないように対応していくこと、再検査、再カウンセリングで患者さんの状況についてしっかりと説明をして、次のクールの治療について納得してもらうこと。そういったことを継続していくんです。でもこれらはすべて、初診の日の問診・検査・カウンセリングに大きく影響を受けていますので、もうそこをどう磨くか、それにフォーカスを置いてください。

この問答の要点

  1. 痛みが取れて来なくなるのは、初診の問診・検査・カウンセリングで、根本原因がしっかり伝わっていないから。
  2. やめそうになった時点で何を話しても、効果は薄い。
  3. 初診は「運命の日」。そこに全力を注ぐ。